1975年 名古屋市出身
1997年 有限会社神谷デザイン事務所 入社
2002年 東京支社デザイン部 部長に就任
2005年 中川デザイン事務所 設立
日本古来の民芸品に代表される「用の美」は、無駄を一切削ぎ落すことで機能の本質的な美しさを獲得しました。
ただ在るだけで美しい。沈黙の美。このひとつの理想としての「用の美」に比べ、私たちの店舗デザインはあまりにも不完全です。どれほど細部に神経を注いでも、必ず足りない。私たちのデザインは、オーナーの想い、スタッフの声、お客様の笑顔。さらに使い続けるなかで生まれるその店舗独特の空気によってはじめて成立するものです。
形式やデザイナーのエゴでは生まれない、エンドユーザーと作りだす美。
空間だけでは未完成の美。
それこそが私たちが目指し、色々な場所で実践しようとしている中川デザインの「用の美」なのです。