日本初の超高層オフィスビルとして知られる「霞が関ビルディング」では今年10月、ロビー階に「リエゾンHO」と名付けた喫煙室をオープン。大勢のワーカーが心地良く利用できるようにと、「立ちながらもリラックスできる空間」「ロビーを往来する人との関係性」「喫煙者同士の距離感」の三つの点に配慮した。森を散策するように、自分の好きな場所を見つけて木陰でちょっと一息つく、そんなシーンをイメージし、【SMOKING GROVE】というコンセプトで空間を創った。混雑を防ぐため、基本的にはスタンド形式を採用。人が立ちながらもリラックスするには、何か身体を寄せられる拠り所が重要になってくる。そのため、樹木に見立てたパーティションをランダムに林立させた。近くに人がいても、クロスする枝が視線を遮り、他者との距離感が保てるようになっている。また、有機的な造形とすることで、オフィスとは異なる非日常の世界を醸し出す。ロビー空間からも、葉をモチーフとするグラフィックシートを貼ったガラス越しに“森”を見ることができ、往来する人の目を楽しませるようなデザインとした。(横川順子/三井デザインテック)
- 「リエゾンHO/霞が関ビルディング喫煙室」
- 所在地:東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング
- 開設:2011年10月
- 設計:三井デザインテック 横川順子
- 床面積:64㎡
- photo:サラサ 馬場祥光
- 霞が関ビルディング
- http://www.kasumigaseki36.com/
- 三井デザインテック
- http://www.mitsui-designtec.co.jp/